>>7 んーと、その言い方は引っかかるからちょっと一言だけ。
兵力分散する事は、それがイコール愚策ではないからね。
包囲殲滅する場合とか、多方面攻撃する場合にも兵を分ける。
また、戦力集中すれば良いかと言えばそうでもない。陣が厚ければ後方の兵力を無駄にしているとも言える。
(ヤンはここを突いて大軍相手に互角の戦いをしたこともあるじゃないか)
で、指摘のバーミリオン会戦の場合だけど、この場合はまったく愚策ではない。
理由①ヤン艦隊の取り得る戦術が限定されている
理由②ヤン艦隊が寡兵
理由③ヤン艦隊の強さの一端である士気を挫く心理的側面がある
つまり、あの時点でヤン艦隊の取り得る戦術はたった一つであることは、ヤンとラインハルトの共通見解だった。
「最速で、消耗を気にせず、大本営に肉薄し、ラインハルト(旗艦)を撃破する。」これだけ。
分散した兵力が突破されたからと言って各個撃破される可能性は低い。
何故なら、ヤン艦隊は突破した陣の後背を取ったからと言って背面展開して各個撃破する意図(可能性)が無い(低い)から。
そんな事よりも優先すべきことは前進であって、極論からすれば中央の艦隊が巧く時間を稼ぎつつ躱せば、被害は極めて少なく済むし、後背に抜かれても慌てる事はない。
(逆に言えば、ヤン艦隊が色気を出して各個撃破しようとその場にとどまれば、友軍が集まるのは帝国であって、いくつかの集団が殲滅されたとしても有利でしかない)
帝国軍は一点突破して行き過ぎた敵を確認しつつ、陣形を整えて(次の陣でヤン艦隊が時間を食ってる間に)さらに後方に再度展開する。
これはヤン艦隊からすれば「想定よりも厚い布陣」と感じられ、悪夢を見ているような気になるのは必然。
突破されたという結果論だけで愚策だろwと笑うような策ではない。
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